(2024/11/25 17:00)
日本郵船とオオノ開發(かいはつ)(松山市、山下裕二社長)は25日、船舶や大型海洋構造物を解体し、鉄スクラップなどを販売する船舶リサイクル事業を2028年にも始めると発表した。オオノ開發が愛知県知多市で運営するドライドック(イメージ)で大型船を2隻同時に受け入れ、年間20隻を解体。約30万トンの鉄スクラップなどをリサイクルする。
両社で展開する船舶リサイクルは独自開発のアタッチメントを装備した大型重機で鉄板を切断。従来のガスによる切断ではなく、大型重機による陸上解体で海や土壌への環境汚染を防ぐほか、産業廃棄物を敷地内の高効率焼却発電施設で焼却処理する。船舶から高品質の鉄スクラップを回収し、電炉へのシフトが進む鉄鋼業者を中心に拡販を目指す。
船舶の解体はシップリサイクル条約により、25年6月から各国の監督官庁などが承認した施設での解体が義務づけられる。両社は認証取得のための申請を進めており、28年の事業開始を目指す。
(2024/11/25 17:00)
総合1のニュース一覧
- 日本郵船、船を解体・循環 28年の事業開始目指す(24/11/25)
- 第62回技能五輪全国大会閉幕 トヨタ、5職種で金(24/11/25)
- 株、一時700円超高 警戒感後退 日本株に割安感(24/11/25)
- クボタ、災害時 水道管の影響特定 更新計画策定を効率化(24/11/25)
- KAJIWARA、ロボ導入・自動化で加工時間短縮(24/11/25)
- ナ・デックス、インラインで車両外観検査 省人化・精度安定図る(24/11/25)
- 住友精密、MEMS受託製造拡大 米合弁事業を取得、30年売上高100億円狙う(24/11/25)
- インタビュー/一橋大学教授・岡室博之氏 取引適正化、技術革新も考慮(24/11/25)
- リケジョneo(290)東洋建設・小田切祐樹(おだぎり・ゆき)さん(24/11/25)
- 山本ビニター、大阪・八尾工場を全面刷新 誘電加熱装置生産2.5倍(24/11/25)
- 産業春秋/半導体、早く“横綱”と同じ土俵に(24/11/25)