第62回技能五輪全国大会閉幕 トヨタ、5職種で金

「試作モデル製作」23連覇

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  「試作モデル製作」で優勝したトヨタ自動車の水野碧泉選手（中央）

愛知県国際展示場（愛知県常滑市）など１３会場で開かれていた「第６２回技能五輪全国大会」が２５日閉幕し、結果が発表された。企業別ではトヨタ自動車が５職種で金メダル（厚生労働大臣賞）を獲得し、「試作モデル製作」では２３連覇を達成。トヨタに次いで、デンソーは「精密機器組立て」など３職種で金メダルを獲得した。

都道府県別では愛知県が２０大会連続で最優秀技能選手団賞（厚生労働大臣賞）に輝き、選手層の厚さを見せつけた。これに次ぐ優秀技能選手団賞は茨城県、神奈川県、東京都が受賞した。

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  各競技職種で熱戦が繰り広げられ、女性選手の奮闘も目立った

第６２回大会には全４１職種に９７６人が参加。選手たちはハイレベルの技術を競い合った。閉会式には各都道府県の選手らが出席し、表彰式では喜びの歓声が会場に響いた。閉会式に登壇した愛知県の大村秀章知事は「選手の皆さんは、今回の努力を糧に、次なる目標に向けて発展を期待する。日本を引っ張る技能者として、さらに研さんを積み、後進を育ててほしい」と述べた。

２５年の第６３回大会も愛知県で開催予定で、２３年から３年連続で全国大会の開催地となる。さらに愛知県では、２８年に「第４９回技能五輪国際大会」の開催が決定している。