「イプシロンＳ」再び爆発 JAXA

エンジン燃焼試験中

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  燃焼試験を実施した種子島宇宙センターの施設（JAXA提供）

宇宙航空研究開発機構（ＪＡＸＡ）は２６日、小型の固体燃料ロケット「イプシロンＳ」の２段エンジンの燃焼試験に失敗したと発表した。同日、ＪＡＸＡ種子島宇宙センター（鹿児島県南種子町）で試験が行われ、点火後約４９秒後に爆発した。原因の究明は完了しておらず、ＪＡＸＡが現場を調査中。２０２３年にも同様の試験で爆発事故が起き、２回連続の失敗となった。イプシロンＳは２４年度中に打ち上げ予定だが、遅れも懸念される。

イプシロンＳは従来機「イプシロン」を強化したロケットで、２段エンジンは従来より推力を増した新型エンジンとして開発を進めてきた。２３年にＪＡＸＡ能代ロケット実験場（秋田県能代市）で行った燃焼試験での爆発は、点火装置の部品が飛び散ったことが原因と判明して対策を講じた。

今後、今回の爆発事故の原因究明と再発防止策が議論され、再度燃焼試験が行われるとみられる。