(2024/6/19 05:00)
2025年大阪・関西万博の開幕まで300日を切った。パビリオン建設もピッチが上がり、展示内容も公表され始めた。チケットの予約販売も、関西経済連合会は自らが関係する目標分500万枚について、めどが付いたという。
建設費の高騰から、開幕まで2年の時点では開催を危ぶむ声も上がっていた。しかし、海外パビリオン建設をオリジナルのものから標準仕様に転換するなどの働きかけにより、開幕に間に合わせようという機運は高まっている。
世間の関心も徐々にだが高まりつつある。シンボルとなる万博リングなどの工事見学ツアーを5月末に売り出したところ、すぐに完売した。6―10月に6日間36回行い、計900人が集まる。
ただ全てが前進しているわけではない。いまだ着工遅れの国もある。目玉となっている空飛ぶクルマでは、運航する4企業グループのうち2グループが客を乗せない飛行になる。
大阪・関西万博への出展国は、3月の時点で目標の150カ国に達している。05年の愛・地球博は121カ国だった。入場者目標はそれを600万人上回る2800万人を掲げている。会場整備と同時に、国内の機運もさらに醸成させ開幕の日を迎えたい。
(2024/6/19 05:00)
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