(2024/11/1 19:50)
1.2%増の40万台超
日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)がまとめた10月の新車販売台数は、前年同月比1・2%増の40万2310台となり2カ月連続で前年同月を上回った。認証不正問題を受けて停止していた車種の生産が再開し、市場に回ってきたことがプラスに寄与したとみられる。
登録車は前年同月比6・6%増の25万9132台だった。このうち乗用車は同7・8%増の23万1474台でSUBARU(スバル)、レクサス、三菱自動車を除く7社が前年同月を上回った。トヨタ自動車は2023年12月以来10カ月ぶりにプラスとなり、同13・5%増の12万4506台だった。9月に生産を再開した車種などが寄与したようだ。
貨物車は同3・1%減の2万6858台。三菱ふそう・トラックバスが同4・2%減だった一方、いすゞ自動車、日野自動車、UDトラックスの3社は2ケタ増となった。バスは同9・4%増の800台だった。自販連は今後の見通しについて「新型モデル投入がどう作用するか期待する」としている。
軽自動車は同7・3%減の14万3178台となった。メーカー別ではダイハツ工業、ホンダ、マツダ、日産自動車、トヨタの5社が前年同月を下回った。全軽自協は今後について「月末からダイハツの複数車種で法規対応の生産停止を迎えたことや、新型車効果も一巡し、見通しは不透明」と分析する。
軽はスーパーハイトワゴン系の車種が変わらず販売台数の上位を占有している状況だ。9月に新型「スペーシアギア」を発売したスズキはスペーシアシリーズ全体で23年から大きく伸長する。「アウトドア系の追加モデル投入による市場活性化に期待する」と全軽自協は説明する。
(2024/11/1 19:50)
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