MF-TOKYOの歩き方
この技術が出来上がった当時は、積層造形法、ラピッドプロトタイピング(Rapid Prototyping=RP)と言われ、rapid=急速、prototyping=試作品の意味を持ち製品開発において試作品を高速に造形する技術として誕生した。本格的なRPを行う商用機が販売されようになる。しかしながら、高価であることや加工精度が十分でなく、しばらく注目されない時期を経た。その後、技術が進み、価格や精度においても、生産現場での利用が可能になり、新たな加工法として広く認知されるようになる。その際、従来の加工法と大きく異なることから、除去加工(切削加工など)や変形加工(プレス加工など)と独立させて、「付加加工:Additive Manufacturing」という新たな加工として定義された。
日本では、3次元CAD(3DCAD)、3次元CG(3DCG)データを元に立体(3次元のオブジェクト:製品)のデータから実際の形状に近い造形する機器を、3Dプリンター(スリーディープリンター)と親しまれているために、「AM/3Dプリンティング」と表記することもある。イメージとしては、
AM(付加加工)>RP(積層造形法)>3Dプリンター(立体印刷機)
と位置付けることが可能である。
この技術は、消耗・交換部品等の供給に金型を必要としない金型レス化やオンデマンド生産等の新たな可能性を潜在的に有してと考えられる。まさしく、現場発の画期的なアイデアが望まれている。
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