MF-TOKYOの歩き方
「ドライ加工」の対する用語として「ウェット加工」がある。「ドライ加工」は、乾いた状態での加工と言える。何が「乾いた」のだろうか?切削加工やプレス加工を行う際に、工具(金型)と被加工材の間に、油などの潤滑油を使用して、切接加工では、断続加工であるため工具先端が熱で発熱を押さえるためプレス加工のように、金型と被加工材が直接接触することがなく、摩擦を低減させるような役目がある。摩擦の低減は、加工力の低減、加工限界に向上、工程数の削減、焼付け・かじりの防止、金型寿命の延長、製品表面性状の向上など、プレス加工の成否や省エネルギーに直接・間接的に結びつく重要な要因である。この潤滑油は地球環境を汚染する要因になるため、潤滑油を用いない新しい加工技術の開発が求められている。また、少量の切削油を使用するセミドライ加工と呼ぶ手法もある。
具体的な「絞り加工」での「ドライ・プレス加工」を考えてみる。ダイにパンチを押し込み、被加工材をダイの形状に倣わす加工を「絞り加工」と言う。このように被加工材を変形させて加工を行うため、工具(ダイ、パンチ、しわ押さえ)に大きな力がかかる。潤滑油の代わりに工具材質に摩擦特性に優れたセラミックスを用いる方法が考えられている。
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