【特集】現場で役立つ！新人のためのプレス用語集11．レトロフィット

意味から考える

　「レトロフィット」(retrofit)を一言で表すならば、「旧型式の機械を改装・改造して新型式にすること」である。レトロフィットと同じように利用される用語に「オーバーホール」がある。この2つの用語は以下のように定義できる。

○オーバーホール:工作機械の健康診断(状態検査)とメンテナンスを目的に行うもので、手順としては、①分解②機能診断③クリーニング④修理⑤部品の取り換え・修理　⑥再組立て　⑦塗装　で行う

○レトロフィット:現在では、オーバーホールの作業工程はもちろんであるが、工作機械に新たな機能を付加することや、生産中止部品の故障による機械の長期間停止を未然に防ぐために、制御機能を部分的に最新ユニットへの更新などを行う。これにより、機能、性能、生産性、品質、保守性などの向上が可能になる。さらには、省エネ・環境負荷低減効果も期待できる

現在では

　さらに、現在では、「レトロフィット」により、従来に工作機械にNC化やサーボプレス化のように、従来の工作機械に、だけでなく電子化するこのより、大幅に、元の機械に価値を付加し、筐体(フレーム)のみがオリジナルであるが、機能的には、まったくともいえる新しい機械を生み出されることもある。

プレス業界注目キーワード

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