MF-TOKYOの歩き方
CFRPとは、「Carbon Fiber Reinforced Plastics」の略で、「炭素+繊維+強化+プラスチック」を意味する。構造は、炭素ファイバーを束ねて炭素繊維の糸を利用して織ったものにプラスチックを注入して硬化させことでできあがる。つまり、炭素繊維とプラスチックを組み合わせることで、それぞれの特長を活かした軽くて強い材料になる。別の言い方をすれば、強化材に炭素繊維を用いた繊維強化プラスチックである。ですから、軽く(比重は鉄と比較すると1/5)強く(鉄やガラス繊維と比較すると強度・剛性ともに優れている)の性質を持って、自動車等に求められる環境負荷の低減のための軽量化に適している。
炭素繊維強化プラスチックの種類としては、大きく2つ分けられる。
○CFRP:注入するプラスチックが熱硬化性(加熱し軟化したものを加熱し続けて硬化させることで成形する。例えるならば、ビスケットのように、割れても元に戻らない)である炭素繊維強化プラスチック。
○CFRTP(Carbon Fiber Reinforced Thermo Plastics:熱可塑性樹脂炭素繊維強化プラスチック):注入するプラスチックが熱可塑性(融点まで加熱すると柔らかくなる樹脂で、再び冷やすと固くなる。熱可塑性樹脂は温度によって液状と固体の状態の間を行き来することができる。材料をリサイクルすることができる。
これらの炭素繊維強化プラスチックのプレス成形は、炭素繊維に予めプラスチックを含侵させて材料を利用する方法と成形と同時に炭素繊維シートにプラスチック含侵させる2つの方法がある。
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