MF-TOKYOの歩き方
用語本来の英語の意味からは、ホット(HOT:熱い)な状態の被加工材(製品になる材料)をスタンピング(stamping:スタンプを押すような状態から幅広くプレス加工を表す)することになる。プレス加工の現場では、高強度な鋼板(高張力鋼板という)を加工する方法の1つで、高強度な鋼板を加熱することで柔らかくして加工が容易になることを利用して、プレス加工を行うことである。
その際、同時に加熱され加工された製品が急冷されることで「焼入れ」効果により硬さの向上が図られる。急冷を実現する方法が、ダイ(die:金型)に被加工材が挟まれた状態でクエンチ(quench:急冷する。焼入れする)するダイ(Die quench)と呼ばれている方法である。
このような専門用語は、異なった業種で利用されることもある。たとえば、Tシャツなどにアイロンなどを使って絵柄に対して熱を利用して転写することも、広義では、ホットスタンピングとも言える。家電製品、携帯電話、自動車内装パーツ、化粧品容器、各種日用品、玩具、建設部材などにプラスチックや木質、金属、塗装面などへ熱転写さされデザイン性が向上している。
「ホットスタンピング」は、かなりの高温で加工が行われるので、その熱が周辺機器への影響を注意する必要がある。
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